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​当院では行わない処置(治療)

​マウスピース矯正について

​“ワタシ、無茶しないので。”

歯列矯正を専門としない一般の歯科医院でマウスピース矯正(アライナー型矯正装置による治療)が流行っています。本来、歯列矯正の分野は専門性が高く、豊富な経験なくして安易に手が出せるものではありませんでした。ところがこの手法では、マウスピースの設計から製作に至るまで専門の業者に委託して行うもので、極論すれば、担当医は出来上がったマウスピースを患者さんに使ってもらうだけで済む治療法です。

そもそもこの方法では矯正できる歯列不正の範囲は従来のワイヤーによるものに比べて限界があり、矯正範囲の判断や、矯正後の後戻りに対するフォローアップ体制の確保など、何かあれば当然全ての責任は歯科医院側にあります。

公益社団法人矯正歯科学会からアライナー型矯正装置による治療指針(29年2月27日付)*が出されていますが、事実上、マウスピース矯正に対する警鐘となる内容となっています。

当院に通われる患者さんには、責任をもって矯正専門医をご紹介させていただきます。

*矯正歯科学会指針抜粋

施設基準と術者の資格』

 アライナー治療において、以下の施設基準、資格が望ましい。

【施設基準】

・顎顔面形態の特徴を把握するために側面頭部 X 線規格写真撮影装置を有していること。

【術者の資格】

 以下のいずれかに該当する者。

・公益社団法人日本矯正歯科学会認定の認定医以上の資格を有する者。

・学会指定研修機関(大学病院等)における矯正歯科基本研修修了の後、その期間を含めて、5 年以上にわたり、矯正歯科臨床研修を修了した者。

・上記と同等の学識、技術、経験を有すると学会が判断する者。

 

ドックベストセメント(療法)について

使うセメント自体が薬事法未承認。

 神経を温存できる治療、虫歯を(あまり)削らなくても済む治療として全国あちこちの歯医者さんのホームページで紹介されていて、当院でもたまに問い合わせがあります。

 当方の調べでは治療方法としての十分なエビデンス(研究データや論文など)が見当たりません。

 また、この治療で使われるセメントは薬事法の承認を受けていないだけでなく、その治療手法では当該セメントが本来の使用目的ではない使われ方をしている可能性が高いです。(種類によるが、合着用または根管シーラー用のセメントなのに裏層材として使っている。)

当院はコンセプトとして、無理(無茶)しないを掲げていますので採用に至っておりません。

(なお、厚労省の医療広告ガイドラインに従えば、未承認薬剤を使用する場合には入手ルートや、安全性に関する表記も必要です。他院HPでこれを確認できたことがありません。)

 

*深い齲蝕で仮に露髄する場合、水酸化カルシウム製剤で直接覆髄を行うのが本来の治療の流れです。(保険適応)とくに2007年以降は覆髄材としてより成績の良いMTAが薬事認可を受けており、こちらに関してはエビデンスも十分かと考えています

その他

レーザー処置

レーザー設備がないので行っていません。

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